シール印刷に使う紙素材について

シール印刷に使う素材は、表面素材・粘着剤・剥離剤の3層から構成されたロール状の素材を使いますが目的や用途によって組み合わせも違ってきます。シールの素材には非耐水性の紙系と耐水性があるフィルム系があり、価格が安いのは紙系です。用途・貼る材質・粘着力は同じ絵柄でも素材で代わり、拘ることで少し変わったシール印刷も出来ます。紙系だとたくさんの種類があって糊の組み合わせも多く、フィルム系と比べて低価格で作れますが水に弱く耐久性が劣ります。

フィルム系は耐久性・耐光性に優れていて屋外で使うときに最適ですが、紙系と比べると材料が高く単価も上がります。シール印刷でよく使う紙系だと上質紙があり、安価ですが表面は荒くて仕上がりは他と比較するとあまり良くはないです。薄い55Kg・普通の70Kg・厚い90Kgがあって色紙タイプもあります。アート紙は表面を目止めしていて上質紙と比較して印刷の仕上がりが良く、少し光沢がありますがミラーコート紙ほどではないです。

ミラーコートは表面を目止めし鏡面加工がされていて光沢があり、低価格でも綺麗なので価格を考慮してもおすすめと言えます。フィルム系は、ユポがあり主な原料はプラスチックで白さ・不透明度・印刷適正が良く、非耐水の中では最も安価でよく使われてます。表面の風合いはマット調で艶を出したいときはラミネート加工をします。塩ビは耐候性と耐水性に優れていて、屋外で使うラベルに最適でフィルム厚は80ミクロン・100ミクロンがありますが今はあまり使われてません。

PETは、塩ビと同じく耐候性と耐水性があり、フィルム厚は25ミクロンから250ミクロンまでで通常の白や透明以外にアルミ蒸着タイプもあります。

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